コラム

COLUMN

皆さんは自分の保有不動産が、いったいいくらで売れるのか、

どのくらい資産価値があるかをご存知でしょうか?

いざ売ろうとするまで、まったく気にしないという人もいれば、

「近い将来、売却を検討している。」

「持っている不動産の資産価値を把握しておきたい。」

などという理由で、不動産会社に査定を頼む人もいます。

 

通常、査定は無料で行われていますから、気軽に相談することができます。

大手の不動産会社・地元の不動産会社を含め、殆どが無料で行っていることから、

何社に査定してもらっても構いませんが、

後に、電話やメールなどで「売りませんか?」「訪問させくれませんか?」

と営業がたくさんくる場合もありますので、注意しておきましょう。

 

また、一番注意していただきたいことは「査定価格=売れる価格」ではない

ということです。

査定価格はあくまで「売却できるであろう目安の価格」なのです。

査定価格よりも高く売却出来る可能性も、査定価格よりも低くなる可能性もあるのです。

査定価格が高いから高く売れるということではありません。

なぜなら、不動産で取引される価格は、買い手があって初めて決まるからです。

買い手の事情もそれぞれですから、成約する前に価格を予測することは不可能なのです。

売り手に売却事情やタイミングがあるのと同時に、買い手にも事情やタイミングあります。

売却活動を行っている期間に興味を示している買い手がどのくらいいるかは、

そのときどきで異なるのです。

ですから、査定を依頼した複数の不動産会社から出てきた複数の査定価格に一喜一憂するのではなく、

あくまでも売却する際の参考価格、現時点での参考資産価値として考えて下さい。

価格査定により示された査定額よりも、むしろ不動産査定の根拠と不動産会社各社の行う販売手法や

担当者の考え方に着目しましょう。

2015年10月27日
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