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大手の総合研究所が2018年~2033年迄の15年間の
空き家・空き住宅戸数等の今後の予測推移を発表しました。
2018年には空き家率が17%となり、2013年の調査時の13.5%から
既に3.5%も上昇しています。
そこから15年後の2033年には、空き家率が30.4%にも上昇し、
全国の住宅総戸数の3割近くが空き家となってしまいます。
このように空き家・空き住宅がこれからも増え続ける反面、
新築住宅の着工も続いていくようです。
新築着工戸数について2020年度は74万戸、
2025年度には66万戸、
2030年度には55万戸と
減少傾向ではありますが、
2020年からの10年間で概ね650万戸もの新たな新築住宅が
生まれると推測されています。
この数字はあくまで推測ですが、このまま空き家対策が進まなければ、
世の中は空き家だらけとなり、あなたがご所有になられている空き家も
資産目減りとなる恐れが排除できません。
資産価値というものは、所有しているだけでは表れたものにはならず、
資産減少の懸念やリスクが残ります。
その状況に応じた利用や活用で“価値”が発揮され、
また、換金処分によって新たな“価値”に生まれ変わります。
将来の空き家・空き住宅事情を見据えた対策が必要となっています。
2017年9月8日
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